コラム

噛む力

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
column85-image1

 

子どもの頃に「よくかんで食べなさい」と言われてきませんでしたか?

よくかむことはあごの発達や消化によいだけでなく、最近ではいきいきとした脳を保ち、記憶力の低下を防ぐ効能があるということが、さまざまな研究によって証明されてきています。

 

よくかんで食べることのメリットはたくさんあります。

・あごの骨が丈夫になり、歯並びがよくなる

・食べ物をよくかみ砕くことで消化しやすくなり、胃腸の負担を減らす

・唾液がたくさん分泌されるため、虫歯や歯周病をも防ぎやすくなる

・噛むことが脳を活性化させる

 

一定時間ガムをかむことによって、脳の神経細胞が活動しはじめ、記憶にもっとも関係している前頭前野や海馬をはじめ、脳のさまざまな領域が活性化することが、これまでの研究結果から明らかになっています。

 

かむことと記憶力の関係

よくかむことで、人間だけが持つ知的な領域「前頭前野」が活性化します。

この領域は、さまざまな情報の統合力や物事の判断力、集中力、コミュニケーション力など、社会生活を営む上で不可欠な働きを担っています。

この機能が低下すると、周囲に無関心になり、キレやすくなったり、人間としての営みが難しくなったりすると言われています。

 

「海馬」の活性化は、新しい記憶形成と密接に関わっています。

さまざまな情報は、海馬に送られ、短期記憶として一時的に保存されます。

その後、大脳に送られて長期記憶として脳に定着するのです。

よくかめばかむほど、海馬の活動が活発になり、記憶力がアップしやすくなるというわけです。

 

人は建物や信号などの周囲にある物の位置から自分がいる場所を判断しているわけですが、海馬の機能が落ちるにつれてこの能力も低下し、迷子になってしまいます。

 

かむ力が脳に与える影響の大きさには納得できましたが、一体どのようにしてかむ力を養っていけばいいのでしょう?

例えば、かむ回数が多い食べ物をよく摂取することも、かむ力を養うひとつの方法です。

 

お薦めはガム。

日本チューインガム協会によると、可食部10gあたりに対してかむ回数が比較的多い食べ物には、「フランスパン」(108回)、「せんべい」(162回)、「にぼし」(353回)などがあります。

それに対し、ガム1枚を味がなくなって捨てるまでにかむ回数はなんと550回!

その咀嚼(そしゃく)回数は突出して多く、ガムがかむ力を養いやすいことがわかります。

 

例えば、勉強をしていると集中力が下がってきますね。

休まないで集中力を回復させようとするとなると、ガムが効果的です。

ガムをかむと集中力が回復します。

それはかむことのリラックス効果によるものと考えられます。

また、記憶をつかさどる海馬についても効果を及ぼします。

年齢が進むと海馬は萎縮し、機能が衰えて記憶力が低下しますが、ガムを2分間かんだ後の海馬の活動は高齢者ほど活発になり、記憶力テストの成績もアップする実験結果があるそうです。

 

かむ力を日常で難なく身に付けば、小顔やシワ解消などの美顔につながってきます。

さあ、今日からたくさん噛んで味わって食べてみましょう。そしてガムをお忘れなく。

 

関連記事

最近の記事

ページ上部へ戻る