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コラム
11.222018
脳を健全な状態に保つために
どんな人でも、働く女性にとってはなかなか気持ちが休まらなかったり、休日に休んでも疲労感がたまっていたりという人は多いことでしょう。
アタマもかカラダも休めて健康でいるにはどうすべきか、考えてみましょう。
脳を働かせ続けると「うつ」や病気の引き金に・・・!
心身共に健全を保つには、言わずもがな、体を休めるだけではなく、脳もしっかりリラックスさせ、疲労を回復させることが大切です。
脳の休息とは、すなわちリラックス=副交感神経が優位の状態です。
その逆が、交感神経が優位=脳の積極活動状態。この「リラックス脳」と「活動脳」を上手に切り替えてTPOに合わせて使い分けることが必要です。
脳の積極活動状態が続くと、精神の安定を促す神経伝達物質であるセロトニンが減少し、「うつ」症状に陥りやすくなってしまいます。
また過度なストレスや、血圧変化・心拍数変化などを引き起こして、重大な病気の引き金になってしまう可能性もあるそうです。
正反対に、変化や感動、時にはストレスが無さ過ぎる生活を続けている人も、脳がリラックスし辛いづらくなっているそうです。これは驚きです。
例えば、何かの発表などで緊張感が解消された瞬間、ほっと・ぼんやり・ほんわかするような感覚を味わったことがある人は多いと思いますが、それが脳のリラックス状態と言えましょう。
つまり、脳をリラックスさせるためには、あえて緊張状態を通過することが必要なのです。
脳のリラックスには、あえて変化や緊張が必要
脳をリラックスモードへ切り替えるには、「緊張」と「緩和」のメリハリが必須です。
脳は本来、常に変化による刺激を求めています。
お休みの日といえども、一日中同じ部屋でじっとしていたら、気が滅入ってきます。
人と会って話をしたり、旅したりすると、何かワクワクする気持ちと同時に少なからず緊張しますよね。
あるいは、中高生の頃、学校のクラス替えも、ワクワク半分とドキドキ半分、そう感じた人も多いのでは。
この緊張(不安)から解放される(解放された)時、脳はリラックスするということです。
疲れているから休日はいつも家でゴロゴロしていると、その行動が脳のリラックスを阻んでしまい、心身ともに疲労が抜けない、ますます疲れていく事態にもなっていくのです。
日頃の生活の中に変化や緊張を作って、「活動脳」と「リラックス脳」を行ったり来たりさせると、切り替えが自然とできて、心身をしっかり休められるようになるでしょう。
つまりは、不安や緊張、悩みがあるからこそ、それらから解放された時に、あたまもからだもリラックスして健全な状態を保てるのです。
からだからのシグナルを見逃さない!
脳がリラックスせずに休まらない状態が続くと、うつ症状に陥ることがありますが、その前に発せられるシグナル(サイン)を読み取りましょう。
例えば、夜の寝付きの悪さ、不眠かもと感じたら、脳がリラックスできていない証拠。
そんな時は副交感神経が優位に働くシーンをつくりましょう。
好きなことを考える、そのことを考える気持ちよくなる、幸せな感じになる、そんなことを思い浮かべましょう。
活動脳からリラックス脳へ切り替えるのです。
また、ウォーキングを日々の生活に加えると、体内の血のめぐりが活性化して脳の動きも活発化します。
1日40分歩くことが理想。
無理なら休憩がてらオフィス内や往復の通勤など、10分歩きを1日4回でもOK!歩いた後には深いリラックス効果が得られます。
脳は休め続ければいいとは限らない。
緊張の後のリラックスが大切だということを、今日は覚えておいてください。
ごろ寝ばかりでは、チコちゃんに、「ぼーっと生きてんじゃねぇ!」と喝をいれられちゃいますよ!