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コラム
5.242018
体内時計をコントロール

快適な睡眠は、バランスの良い食生活、定期的かつ適度な運動とともに、健康な脳と身体の源です。
人間のカラダは、24時間のリズムで変化しています。
朝が来ると血圧と心拍数が上がり始め、夕方には体温が上がり、夜には尿の流出量が多くなり、真夜中には成長ホルモンが分泌されます。
この一日の周期、人間の体内時計の事をサーカディアンリズムと言います。
体内時計はちょうど私たちの目の裏側にある視交叉上核(しこうさじょうかく)に存在します。
ここで私たちの1日のリズムを統率する時計中枢としての役割を担っています。
視交叉上核には約20,000個の神経細胞があり、私たちの睡眠、覚醒、体温、ホルモン分泌、血圧などの様々な生理機能の24時間のリズムが作り出されています。
視交叉上核の核の意味は、そこに神経細胞がぎゅっとたくさん密集しているという意味です。
20,000個もある1ミリの100分の1ぐらいの大きさの細胞ひとつひとつに約24時間の非常に精密な時計が宿っている…
宇宙を統率している目に見えないチカラが働いているようで、何とも神秘的ですね。

もし、このサーカディアンリズム(体内時計)に狂いが出ると、睡眠障害、季節性の精神疾患等、私たちのカラダに様々な不具合が生じます。
出来れば、毎朝決まった時刻に起きて、太陽の光を浴びるのが、睡眠覚醒リズムを規則正しくするコツです。
明るい光を浴びると体内時計のスイッチが入り、約15時間後に眠気を覚えるのが太古の昔から人間が受け継いできたリズムです。
ちょっと寝坊したい休日の朝でも、出来れば同じ時刻の起床がおすすめです。
憂鬱な月曜日(ブルーマンデー)を避けるためには、日曜の朝でも早起きしましょう。
サーカディアンリズム(体内時計)を意識した週末の過ごし方で次の1週間が快適で充実したものになる事でしょう。
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