コラム

あなたに「ハイパフォーマンスを約束する歩き方」とは⁈

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京都観光でも名高い「日本の道100選」に選ばれた、東山のふもとで琵琶湖疏水べりの「哲学の道」。

かつて哲学者の西田幾多郎が散策、思索にふけった桜並木の小道です。

 

昨今ではウォーキングが、脳の記憶力や思考力を改善することが、脳に関する様々な研究により実証されてます。

もし最近、あなたが少し運動不足を感じられているのなら、手頃でアタマにも、カラダにも効果抜群のウォーキング習慣を始めてみませんか?

大人になっても、ウォーキングを継続することで、脳の記憶や学習を司る海馬のニューロン(神経細胞)が、増えるそうです。

週に3回、30分(1回あたり)を目標に、ぜひトライしてみましょう。

 

ウォーキングを始めて、まもなくすると脳がドーパミンを放出しやすい体質に変化します。

あなたの心の中で、創造的な発想や豊かな感受性が高まり、ふだんの表情にも良い変化が生まれ、いわゆるモテ体質になるかもしれません。

 

少しウォーキングが習慣化できたら、次にちょっと息の上る早歩きの有酸素運動にマイナーシフトしてみましょう。

週に3回から5回の早足ウォーキングの継続により、神経細胞(ニューロン)が新しく再生されたり、毛細血管が増加します。

 

有酸素運動によって、脳内で傷ついた毛細血管の代わりに、新しい毛細血管が作られます。

それによって、さらに新しい神経細胞(ニューロン)ができ、シナプスも生み出されます。

さらに景色の良い海辺や公園、森林の中でのウォーキングは、情緒を受けもつ扁桃体(へんとうたい)にも良い影響を与え、海馬(記憶、知性)との脳内コラボレーションを活性化させます。

そして、年を重ねて一度衰えた「脳内ネットワーク」が強化され、脳内のアンチエイジングがはかれるのです。

 

次に、これらの効果をさらに高めるウォーキング法をお伝えしましょう。

 

いつのまにか、現代人は踵(かかと)に重心を置いて歩く習慣がついてしまったそうです。

人間が革靴やヒールを履かず、まだ裸足や足袋の時代は、踵重心ではなく、指先重心で歩行していました。

指先重心を意識した歩き方を試みると、始めたては、少し違和感を感じる筈です。

然し、この歩き方に慣れてくると、足の末梢神経が刺激され、さらに歩くことへの快感を感じられ、むしろ自然な感覚を持つようになります。

脳内ではさらに多くのドーパミンが放出され、新生ニューロンも生まれやすくなる事でしょう。

末梢神経を刺激することを意識するだけでも、生活上の様々なパフォーマンスに良い相乗効果を生み出すことになります。

 

指先重心ウォーキングをさらに継続すると、上体が骨盤にしっかり乗っかっている感覚が得られます。

はたから見た目も綺麗でカッコいい歩き方に変わります。

これは腰痛対策にとっても非常に効果の高いウォーキング法です。

指先重心がどうしても馴染みにくい方は、両親指の母指球を意識したウォーキングでも結構です。

 

「指先重心を意識したウォーキング」それが本来、人間が持っていた正しい歩き方であり、走り方なのです。

「指先重心の歩き方」を、ぜひ普段の生活にも取り入れてみてくださいね。

 

(参考資料)
株式会社シンパシィ・ユニオン主催 「スポーツ・メンタルセミナー」

 

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