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コラム
3.192018
1000人の若者との面接で気がついたこと。 Ⅱ
若者1000人との面接で感じた私の違和感は、LEGO®️EDUCATION、キッズクリエィティブ・スクール等で直接子供達との触れ合いを通じて、原因らしきものが見えてきました。
当時はまだスマホの普及が始まる前でしたが、彼らが幼少期から親しんだゲームの影響が大きいのではないかと直感しました。
ゲームが全て悪いというわけではありませんが、幼少期は出来る限り、バーチャル体験を現実体験の後に持ってくる事が基本です。
つまり野球ならば、先にキャッチボール、そして親子で、友達でと一緒に現実のプレイを体験してみる。(私の時代は空き地での三角ベースから始まりました。話が古過ぎてすみません!)
バーチャルのパワプロで遊ぶのは、リアルな野球をたっぷり楽しんでからが良いでしょう。
現実体験の前にゲームを通じて、バーチャルが先行してしまう傾向(スポーツ、恋愛…)が子供たちの心と身体のバランスの取れた発育に何らかの歪みを生んでるのではないでしょうか。
誤解を恐れずに言いますと、幼少期の男の子は多少の怪我をしても、取っ組み合いからも学べる大切なことがある筈です。
『自分の痛みを通じて知る他者の痛み』
『人間同士が傷つけ合うことの愚かさ、虚しさ』
『喧嘩の中にも一定のルールがあること』…。
等々、考えようでは、子供たちにとっては取っ組み合いも初期の人生勉強なのです。
格闘ゲームが、現実の子供同士の取っ組み合いより先行してしまうことの方が、寧ろクリティカルです。
幼少期における男の子と女の子の成長過程の違いもあります。
我が家は、2人の男兄弟ですが、概して男の子はゲームに集中・依存しやすい傾向が見受けられます。
ゲームのソフトは、特に男の子が興味を持ちやすいテーマ(格闘、自動車レース、球技、等々…)で構成されており、一度でも体験してしまうと私たち大人でさえ、ハマってしまう事があります。
較べると、幼少期から女の子は概して、おしゃべり、コミュニケーションも上手で、ごっこ遊びも身近なテーマで器用にこなします。
ごっこ遊びは、社会性、協調性、言語力、コミュニケーションを育む、幼少期にとっては重要な役割をもちます。
概して、男の子の場合は、ごっこ遊び離れ(ゲームへの移行) が女の子よりも早く、ごっこ遊びを通じて、自然と学ぶべきはずの、社会適応性が不足がちの傾向が見受けられます。
(次回へ続く)