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コラム
3.122018
1000人の若者との面接で気がついたこと。
社会に出て、広告会社で24年間のサラリーマン勤務を経てた後、私は自分の会社を立ち上げました。
当初始めた事業は、2003年からのブロック玩具LEGO®️のブランドストアの経営です。
それまで長らくLEGO社日本法人のマーケティングに関わってきたご縁があり、ごく自然にこの事業に参画することになりました。
LEGO®️のブランドストアは主にアウトレットモールの中のテナントとして展開しました。当初は従業員の雇用に際し、面接も私が直接全て立ち合っていました。
当時、(2003年〜2010年頃)新たな商業施設ジャンルとして、アウトレットモールが日本中様々なエリアでグランドオープン、異なる地域に住む1000人以上の若者たちと面接を通じて接することになりました。
若者たちとの面接を通じ、私自身が先ず感じたことはもったいない事に、『彼らの多くが、コミュニケーション能力不足である』ということ。
特に男子においては9割がた、その傾向にある事が驚きでした。
もう一つは、『外の世界のモノ、コトに対する反応が鈍っていること』
彼らの中に、本来なら自然と育まれる筈の五感の弱さが感じられました。
他のことは別としても、子供たち、若者たちの事となると、私にとっては他人事ではなくなります。
当時、我が家には二人、幼少期の男の子がいましたし、日本の将来を考えても、何とかしなければならない。
ついつい、我が身のスケールに有り余る課題を抱える事になってしまいました。
もともと私は子ども向け教育事業には、それなりの関心がありました。
2006年から「LEGO®️EDUCATION」(レゴブロックを使って子ども達の問題解決能力を育むアフタースクール)を事業として運営。
その後2012年、有志と一緒に「一般社団法人 ジュニア・プレゼン協会」(小学生からプレゼンテーションに親しみ、馴染ませすることを目的とした団体)の立ち上げに参加。
その後、子ども達の想像力、コミュニケーション能力を伸ばす目的の「キッズクリエィティブ・スクール」の立ち上げ。
このキッズクリエィティブ・スクールは、私が長年過ごした広告会社の業務をモチーフに、子ども達にクリエィティブワークを体験してもらうことで、五感を鍛え、コミュニケーション能力、問題解決能力を伸ばしてもらおうと、現職の広告クリエィターたちと一緒に試行錯誤しながら組み立てたカリキュラムでした。
(次回へ続く)