コラム

ぐっすり眠るヒトは美しい?!

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北欧スウェーデンの首都にあるカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)は、1810年設立の伝統ある国立医科大学です。

教育機関である一方、ストックホルムの公立病院、カロリンスカ病院も併設され、連携しています。

 

この病院のモットーはpatient first(患者第一主義)。

ガンのようなシリアスな病気に対しては、単に患者への治療だけでなく、家族のケアも同時に考える。

個室の病室には、家族のためのベッドも設置され、「患者のケアには家族の関与が大切で、それが回復を支えるのだ」という考え方が様々な病気の治療に徹底されています。

 

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このアカデミックで少しお固いイメージがあるカロリンスカ研究所で、最近、ユニークな研究実験が行われました。

 

この実験で、研究者たちは大学生の男女合わせて25人に睡眠実験のモニター参加者になるよう依頼しました。

 

先ず、参加者は二晩連続で充分な睡眠を取るよう求められ、次の一週間後には二晩連続で4時間しか睡眠を取らないよう求められました。

研究者たちは、はじめの睡眠充分な状態と睡眠不足の状態のそれぞれの直後に、参加者の化粧をしていない全員の顔を撮影しました。

この2通りのスッピン写真をストックホルムに住む男女合わせて122人に写真を見せ、魅力、健康状態、信頼性の面での評価を依頼しました。

 

「あなたは写真の中の人物とどれくらい交流したいですか?」

 

評価者達は、睡眠充分のモニターに対しては、その人物の魅力、信頼性に対し、圧倒的に高いスコアをつける傾向があったそうです。

一方では、写真の人物が眠そうな表情の場合は、人物の「魅力」の評価点を低めにつける傾向があり、睡眠不足状態のモニターに対しては、『この人達は、いかにも不健康そうで、交流したいという気持ちが減った』とのコメントも多かったようです。

 

カロリンスカの研究員によると、これは人類の進化の観点から見ると理にかなった判断だと言います。

一般的に、人は病気の可能性がある人とは一緒にいたくない一方で、精力的で健康そうな人は非常に魅力的に映ることになります。

 

カロリンスカ研究所の主任研究員のティナ・サンデリン博士は、「このレポートで皆さんを過剰に心配させたくないですし、今回の発見を心配しすぎて寝れなくなって欲しくない。ほとんどの人はときどき少し睡眠が不足しても、問題ありません」と付け加えています。

 

それでもレポートを見る限り、「良く寝る人は魅力的」は間違いなさそうですね。

 

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