実際に、私たちから睡眠を奪い取ったら、必ず死に至りますし、格段と認知機能は低下します。
睡眠は単なる休憩ではなく、ヒトにとってある意味、仕事より大事な行為なのです。
「短い時間で効率よく睡眠をとる」とよく言いますが、それは不可能で、大人は平均7時間程度の睡眠が必要です。
多少の個人差があっても殆どの人は6~8時間の間です。
これはヒトの生物学的な特性で、特例はありません。
一方で良く「寝だめ」という方法を取る方もいます。
然し、「睡眠は貯金できない」のが生物学の常識です。
平日の睡眠が足りていない人が、週末の休日に沢山寝るというのは、平日分の借金を返している状態。
でも貯金はできないので、土・日に10時間寝たとしても、月曜に5時間睡眠ならもう次の日からは睡眠不足状態です。
次回も「アタマがだいじ。カラダもだいじ。」的視点とさらに具体的な事例で、睡眠の大切さをお伝えいたします。