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コラム
12.132018
あくびの危険
「あくび」は可愛い・・・?
いやいや、女性にも忍び寄る危険なシグナルです!
眠くなるとつい、涙目に「あくび」が出ますね。
あくびは身体に酸素を取り込み、疲労回復を促す効果がある一方で、頻繁にあくびが出てしまうのは身体の危険信号である可能性があります。
あくびが人より多く出てしまうあなた、「酸欠状態」を疑ってみてください。
酸欠状態その1・・・体質
人体は、血中の酸素濃度が約97%。しかし酸素欠乏ぎみの時は94~95%程度になっています。
これは100メートルを全力で走ってハァハァ言っている状態とほぼ同じだそうです。
酸欠状態その2・・・環境
通常、外気の酸素濃度は、20.9%と言われています。
これが閉め切った部屋では20.6%まで下がり、さらに満員電車や狭い部屋などに多くの人が密集すると、20%程度にまで下がります。
長時間にわたって酸素濃度が低い場所にいると当然、酸欠状態になってしまいます。
酸欠状態が続くと・・・
・痩せにくい
・眠い
・疲れやすい
・集中力が続かない
・視力が落ちる
・偏頭痛
・冷え
・肩こり
・むくみ
このような症状を発します。
さらに酸欠状態が続くと、怖いことに、脳梗塞や脳卒中、目の病気などの深刻な疾病のリスクも高まります。
年齢や性差に関係ありません。若年層や女性にも危険は忍び寄ります。
酸欠状態から脱する3つの方法
■まずは、深呼吸しましょう。
体質だろうが環境だろうが、腹式呼吸による深呼吸が酸欠脱出には有効です。
ゆっくりと息を鼻から吸うと同時にお腹を膨らませ、次にゆっくりと口から息を吐くと同時にお腹をへこませます。
この呼吸法を、朝晩や仕事の合間に1日10回実行すると、身体に酸素が行き渡り、酸欠状態の改善を助けます。
■運動しましょう。
酸欠状態は呼吸が浅くなっています。
そのため、一度の呼吸で体内に取り込む酸素量が少なくなっています。
運動をすれば、肺や横隔膜が鍛えられて肺活量がアップし、酸素を多く取り込める深い呼吸ができるようになります。
■鉄分を摂取しましょう。
鉄にはヘモグロビンが含まれ、体中に酸素を運搬する手助けをします。
日々の食事の中で十分な鉄分を摂取すれば、酸欠状態の改善が見込まれます。
鶏レバーやあさりなどが摂取しやすいですね。
一度や二度のあくびなら愛嬌でごまかせても、頻繁なあくびに見舞われたら、酸欠の初期症状だと心得え、深刻な疾病リスクにもつながっていることをお忘れなく!