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コラム
8.232018
細胞ビューティになろう!
2週間このコラムをお休みさせて頂きました。今日から再開です。
最近、私のまわりでは、今年の猛暑で体調を崩されている方が非常に多いです。
見るところ、体調不良の多くは、軽い脱水症状、水分不足が原因のようです。
ヒトの体内では、約37兆個の細胞が、細胞外液の中でぷかぷか浮いている状態です。
その細胞外液が足りなくて脱水の反応が起きます。汗を出すのは血液の水分からなのです。
そうなると、体内の血液がにごり、細胞が思うように働かない状態になります。
猛暑による体調不良は、細胞が本来の働きをしていないことによる原因が多いと言えます。
米国の婦人科医サラ・ゴッドフリード(Sara Gottfried)博士の著書『YOUNGER』は、2017年3月の発刊以来、常に全米出版界の好位置をキープしています。
本の表紙には、「アナタの細胞をリセットし、加齢を逆回転させる。そして、時計を10年巻き戻す」と力強いメッセージがサラ博士の写真とともに、表現されています。
染色体の端にあり細胞分裂のたびに短くなるため、加齢とともに短くなるといわれる「テロメア」。
以前『ホルモンリセットダイエット』などのヒット作でも知られていたサラ博士は、自分のテロメアを測定した際に、実年齢よりも20歳も上のテロメア年齢が64歳と測定され、大きなショックを受けたそうです。
その後、一念発起したサラ博士は研究の結果、「加齢による症状の90%は生活習慣によるもので、遺伝による影響はわずか10%である。」ことがわかったそうです。
そして、5年後、彼女の49歳のとき。
サラ博士は、見事「テロメア」年齢50歳にまで巻き戻すことに成功しました。
サラ博士が実践した、細胞レベルでのアンチエイジング習慣とは?
彼女の著書『Younger』による細胞レベルで10歳、若返る習慣とは?
①ストレスを解消する
たとえ日常が忙しくても、リラックスする時間をもつ必要があります。瞑想、ヨガ、マインドフルネス、祈りなど、ストレスに対する対抗を高めるものであればなんでも構いません。
②サウナ入浴
ドライサウナ、赤外線サウナ、お風呂、スティームルームなどはどれも長寿遺伝子の活性化に効果があります。
③適度な運動
適度な運動は、セルフケアにとても大切です。寿命を伸ばすためにも多大な効果があります。 カロリーを消費するための激しすぎる運動はやめて、効率的にカラダを動かすことが大切で、ヨガやバークラスはとても良いです。
④デトックス効果のある食事
ケールやブロッコリーなどアブラナ科の野菜、スプラウト、フルーツ、クルミやブラジリアンナッツなどを食べましょう。
⑤お茶を飲む
朝はレモンを加えて白湯かハーブティを飲みましょう。多くの人はカフェインを代謝しきれず200mg以上のカフェインを摂取すると副作用がでます。ハーブティか、カフェインに敏感でなければ、ファイトケミカルが豊富な緑茶を飲みましょう。
⑥アルコールを制限する
アルコールの摂取は1週間にグラス2杯までにしましょう。アルコールはエストロゲンやコルチゾールの値を高め、睡眠の妨げとなり、代謝も落ちます。
⑦水をたっぷり飲む
フィルターで濾過した水を1日にグラス8杯飲むようにしましょう。くれぐれも水分不足には気をつけて!
⑧座る時間を減らし、たくさん動く
座り仕事の際も、45分に一度は立ち上がることを意識しましょう。1時間座りっぱなしになってしまったときは、1分間の激しいダンスを!
⑨良質な睡眠
毎晩同じ時間に寝て7〜8時間眠り、同じ時間に起きるのが理想です。
⑩週に2度のプチ断食
可能であれば週に2度、夕方18時〜翌昼12時までの断食をおすすめします。
次回のコラムも「細胞ビューティ」についてお伝えします。
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