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セレニウム
セレニウム(セレン)は自然界に存在し、食品に含まれる微量元素で、人の必須栄養素でもあります。
生体内では、酵素やたんぱく質の一部を構成し 、亜鉛やビタミンE とともに抗酸化反応において重要な役割を担っています。
セレニウムはビタミンE の約50~100倍の抗酸化作用を持つといわれています。
食品中のセレニウムの多くは、たんぱく質に結合して存在し、その吸収はたんぱく質の吸収と同時に行われると考えられています。
セレニウムは古来の日本人の食生活では不足しませんでしたが、井戸水から水道水、魚食から肉食、玄米や雑穀ご飯から白米、などの食習慣の移行によりしばしば不足するようになってきています。しかしセレニウムは大量に摂取すると中毒症状を生じる恐れもありますので、バランスよくとることが重要です。