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フルボ酸
フルボ酸は、森林や土壌の中に存在する有機酸の一つで、堆積した有機物が多種類の微生物の力で分解され、数百万年前をかけて土状に生成された腐植物質(フミン質)に含まれています。
腐植物質は石油や石炭になることなく、 有機物として埋蔵されている極めて珍しいものです。その埋蔵場所もごく限られています。
また、腐食物質は化学構造が1種に特定できない、分子内にカルボキシル基、フェノール性水酸基を多く含んだ多価有機酸です。
この成分の中で、水溶性を持ち、酸を加えても沈殿しない成分を総称してフルボ酸といいます。
近年スーパーフードとして注目されているヒマラヤの「シラジット」もフルボ酸の1種です。
アーユルヴェーダの世界では万能薬として使われてきました。
植物がミネラルを吸収するために必要な役割を担い、体内では不要な重金属類を排泄し、必要なミネラルを吸収する作用(キレート作用)があります。
その他優れた水分保持作用、抗酸化作用、抗炎症作用等を有しています。
また、フルボ酸は文字の通り酸性であり、殺菌作用を持っています。
その性質によりインフルエンザウイルス、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などの菌にも殺菌効果を発揮します。
さらに酸性でありながら、体内に入るとアルカリ性となる珍しい性質を持っています。
海洋性のフルボ酸は陸上のものより酸素、ビタミン類、アミノ酸、ミネラル類が豊富に含まれています。
ゼオラクス ベーシック、ゼオミストには、諫早湾の地層から抽出されたフルボ酸を使用しています。